マイホームを買うため住宅ローンを組もうと思うんだけど、フリーランスでも出来るのかな?
こういった疑問にお答えします!
本記事の信頼性として
- わたくし36歳、フリーランス6年目
- 娘も生まれて広い家が欲しくてたまらない
- 2020年3月、無事住宅ローン組めました!
住宅ローンを組めた実績があるので、割と信頼性は高いのかなと思います。
こういった方にオススメです。
・現在フリーランスだけど将来的に住宅ローンを組みたい
・正社員よりフリーランスのが不利なのか知りたい
・フリーランスだとどれぐらい借入できるのか
目次
フリーランスでも住宅ローンは組めるのか?
ハッキリ言うと、組めます。
ただ、正社員と違って組むまでに時間が掛かるのと、組める額で差が出てきます。
フリーランスで住宅ローンを組もうとすると約3年は掛かります。
また、毎年確定申告をするのですのが、その申告額によって組める額が全然変わってきますので、そこもお話して行きますね。
住宅ローンを組む際、正社員だと何で良いのか
正社員は雇用が安定しているので住宅ローンを組みやすいです。
ただ、今の時代だとそうも言えないと思うのですが、昔から根付いてるものなので変わらないと思います。
正社員の中でも特に優遇されるのが公務員です。
理由は簡単、公務員は国および地方自治体、国際機関等の公務を執行する人なのでよっぽどのことがないと解雇されないからです。
次に優遇されるのが大手企業に勤める方。大手も潰れる心配が中小やベンチャーに比べて少ないので優遇されます。
個人事業主やフリーランスの場合は、いつ、どのタイミングで仕事がなくなったりするか分からないですし、雇い主からして切りやすいのは正社員ではなくそういった非正規の人になるので、どうしても住宅ローンを組もうとすると組みづらい印象があると思います。
優遇される順位 | 職種 |
1 | 公務員 |
2 | 大手企業に勤める正社員 |
3 | 一般的な正社員 |
4 | 個人事業主、フリーランス |
貸す側の気持ちになると安定を求める理由が分かる
仮に仲の良い友達が2人いたとしましょう。
一人は公務員、もう一人は個人またはフリーランスで仕事をしている友達です。
その二人から同時に「3000万貸してくれないか?」と言われたとき、あなたならどちらに貸しますか?
一般的な感覚で答えると公務員の友達に貸すと答えるのではないでしょうか。
その理由は聞かれると
「なんとなく仕事も安定してて、ちゃんと返してくれそうだから」
決して個人で仕事をしているお友達が安定してない、返済しないということを言いたいのではなく、貸す側にとって大事なのは「ちゃんと返済できる能力があるかどうか」が一番大事なんです。
なのでお金を貸す銀行は、安定した仕事の人に貸したくなるのは当然と言えば当然です。
貸すだけ貸して、自己破産したり踏み倒されたりしたら非常にまずいですからね。
社会的信用が大事
正社員の場合、雇用がある程度安定している分ローンが組みやすいですが、社会的信用が悪いと正社員でもローンは組めません。
社会的信用とは
・借金が無い
・前科がない
・カードの未払いが無い(CICの評価がAぐらい)
・税金や年金の支払いをちゃんとしている
・生活がちゃんと出来ている(家で生活しているとか)
大体、これらで社会的信用が判断されます。
お金を貸す側からしたら、上記でどれか引っ掛かると支払えないんじゃないか?と思えてしまうので、当然と言えば当然かもしれませんね。
住民税、年金、保険料の遅延、未払いがあると即アウト
どこの銀行も共通して言えるのが、税金の支払いが遅延、未払いだとどんなに収入が高くでも即アウトです。
これは国民の三大義務の一つ、納税をしっかりできない人は社会的信用は無いに等しいと判断しているためです。
普段からしっかり払うようにしていきましょう。
確定申告の総所得が大事
正社員とフリーランスは年収の判断基準が違います。そしてこれがとにかく大事なポイントになります。
正社員は一年間に会社から得られたお給料が年収になります。
フリーランスの場合は確定申告をした際の3年間の総所得の平均が年収と判断されます。
これは推測ですが、1年だけだったらこの先どうなるか分からないので、3年ぐらいちゃんとやれてるなら大丈夫と判断されているのかなと。そのため、ローンを組むなら3年は必要と覚えておいて貰った方が良いです。
職種 | 年収の判断材料 | 組むまでの期間 |
正社員 | 1年間の総支給額 | 1年(前職が正社員なら関係無し) |
フリーランス、個人事業主 |
3年分の総所得の平均 | 3年 |
節税しすぎると後々痛い目をみるので要注意ですね!私はやりすぎたので、この本を参考にして上手いことやってます。
実際に住宅ローンはいくら組めるのか
では実際にどれぐらいローンが組めるのか。フリーランスの3年間の平均総所得が400万だとしましょう。
これに掛け率というものがあり、フリーランスは約8倍した額が融資できる額の目安になります。今回の場合だと
400万 × 8倍 = 3200万
掛け率の話はあくまでも目安で、不動産業界では大体この掛け率を元にどの住宅なら購入できるかを検討してくれるそうです。
フリーランスは8掛けですが、正社員だと10掛け、大手企業の正社員だと更に上、公務員はかなりの掛け率で融資して貰えるそうです。
また、大手の不動産屋だとフリーランスというだけで門税払いするところもあるそうなので、理想は信頼できる不動産屋の友人に頼むのが一番良いと思います。
まとめ:住宅ローンを組む場合は早い段階から準備をしっかりしよう
話をまとめると
・住宅ローンを組むなら正社員だと組みやすい
・フリーランスで組む場合は3年は辛抱しよう
・確定申告で総所得が低すぎると融資額も下がる
・大手不動産は極力避ける(身近な知り合いの方が信頼関係もあり、多少融通をきかせてくれるから)
いかがだったでしょうか?実際、私も審査中はどうなるか分からなかったのですが無事に組めて安心したのと社会的信用の大切さを非常に強く感じました。
お金を貸す側の気持ちを考えると確かに安定は大事なんですが、今の世の中的には非正規が増えているのも事実です。
もしかしたら色々審査基準は変わってくるかもしれませんが、一つの目安にしてもらえたら幸いです。